2013年本屋大賞受賞！「海賊とよばれた男」は優れたビジネス本？
「本屋大賞」って全国の書店員が「一番売りたい本」を決める賞だったんですね。知りませんでした。
2013年は「海賊とよばれた男」百田尚樹 著（講談社）が受賞しました。
海賊物の冒険活劇みたいなのを予想していましたが、全然違うみたいなので内容紹介します。
「ならん、ひとりの馘首もならん！」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。２０世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の０』の作者・百田尚樹氏畢生の大作（上）
敵は七人の魔女（セブン・シスターズ）、待ち構えるのは英国海軍。敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社（現ＢＰ）に支配されていたイランは、国有化を宣言したため、国際的に孤立し、経済封鎖で追いつめられる。イギリスはペルシャ湾に軍艦を派遣。両国の緊張が走る一触即発の海域に向けて、一隻の日本のタンカー「日章丸」が極秘裏に神戸港から出港した――。世界を驚倒させた「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。（下）
「歴史経済小説 」というジャンルは未経験ですが、なかなか面白そうです。
ちなみに上下巻あります。
上下巻ものって躊躇しちゃいますが、とりあえず「上」を立ちよ（ry
いま、アマゾン品切れみたいです。
ちなみに「永遠の0」の方だとは思いませんでした。ここまでテイストが違うものを一人の人間が描けるのはすごいなぁ。
